息子ブログ22東北旅行④
夜になり腹も減ったため八戸市の中心街にある、「みろく横丁」に行く事にした。
みろく横丁は昭和レトロな雰囲気の屋台村で八戸の新鮮な海の幸や郷土料理、
地酒などを楽しめる観光客にも人気のグルメスポットである。
最近「マツコの知らない世界」としても取り上げられたのでご存じの方もいるかもしれない。
冬屋台は店主1名が8名ほどの客を囲むスタイルのため否応でも博多の屋台を思い出すのだが、案の定他の客との交流が始まった。
隣に座っているオッサンは地元の人で、この屋台の美味しいメニューを教えてくれた。
なんのメニューだったかは今となっては完全に忘れてしまったが、美味しかったのでこれは
信頼できるオッサンだなと思い、八戸観光について聞いてみたら、「朝市にいけ」と言う。
旅立ちの前に見たガイドブックにも書いていたやつである。朝早いのは苦手だがオッサンも勧めるので行ってみようと思った。ありがとうオッサン。
反対側に座っている20代後半と思わしき2人組の女性は東京から来たらしく、頻繁に全国を旅しては食べ歩きを行っているらしい。なんとも贅沢で羨ましい限りである。
「えー福岡出身なんですかー!福岡美味しいものいっぱいですよねー。今度行こうと思ってるんですよー。」
とこの世代特有の「抑揚をつけた語尾を伸ばす話し方」になんだかなぁと思っていたら
やっぱりきましたよ
「美味しいラーメン屋教えてくださーい」
という質問が!!!
これは福岡人ならば必ず聞かれた事がある質問だろうが、
私息子はそりゃラーメンは食べるけど語れるほど食べ比べしていないし、
なんならラーメンよりもうどんの方がよく食べるという、
一般的な福岡人レベルのため非常に回答が難しいのだ。
しかしながらこのグルメおねーさんの私息子を見る目は輝いており、
背景にはうっすらお花畑も見える。
「八戸で次に行こうと思っていた福岡の人に美味しいラーメン屋を教えてもらえるなんてこれは神様の思い召しかも」という雰囲気だ。知らんけど。
さぁ困った。
私息子はちびまる子ちゃんの様に顔に縦線が入り、がヒクヒクしていたのだが
このグルメおねーさんに「福岡人代表として」何らかの回答をしなければならない。
ふらっと入ったこの屋台でまさかこの様なプレッシャーを感じるとは
ガンダムのシャアもびっくりだ。
・・・意を決して私息子は口を開いた
「まず言いたいのは神戸牛のステーキとか北海道のカニとかは誰が食べても美味しいと言うと思うのですが、どっちも1万円以上する高級な食べものなんですよ。それに比べたらラーメンはたかだか800円くらいで、且つ二日常的に食べるものなんでそもそもの土俵が違っていて『ちょっと美味しい』くらいのもんなんですよ。」
「よって個人によって味の好みが分かれるんで『僕はここ』『私はここ』という様に、おススメのお店も人によって違うのです。それを踏まえて博多駅の中にあるラーメン街に有名店がいっぱいあるので行ってみて良さそうなところに入ってみてくださいね。食べてみてしっくりこない場合は替え玉はしないで他の店でも食べてみてください。」
と語ってみたのだ。
グルメおねーさんは最初期待した回答でなかったのか、鳩が豆鉄砲を食らったよな
顔をしていましたが、内容を理解したのか
「ラーメンってそうなんですねー」
とうんうんと頷いている。
また、屋台の店主や他の客達も福岡人のラーメン語りに聞き入っていたのか
なるほどいいこと聞いたわー、とおでんをお裾分けしてくれたので、どうやら及第点は貰えたようでほっと胸を撫で下したのだ。
グルメおねーさんに幸あれ。
次回最終回!なんとか完結させます!
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